タイトル

今中さんの「身近にみられる野鳥図鑑」

河口や干潟へ行くとシギ、チドリの仲間が群れ飛ぶ姿を見ることができます。 シギの群れがつぎつぎと舞い降りる状態を、波があとからあとから寄せるさまになぞらえ、追いついて前のものに重なることを表す言葉「しく(敷、布)」または「しき(繁き、茂き)」を当てたことがシギの語源となった、という説があります。

 ハマシギ    英 Dunlin  学 Calidris alpina

  • ■ 形態  21㎝
  • ■ 分類  チドリ目シギ科
  • ■ 体色  夏羽の頭頂と上面は赤褐色で肩羽には黒色の軸班があり、
           頸から胸には黒色の縦班、腹には黒色の大班がある。
           飛翔時には白い翼帯がでる。
  • ■ 鳴き声 ジューイまたはジリリリッと濁った声、ときにはピーィ、ピーィと
           澄んだ声を出すこともある。
ハマシギとキョウジョシギ ハマシギの飛翔

 セイタカシギ    英 Black-winged Stilt   学 Himantopuus himantopus

  • ■ 形態  37㎝
  • ■ 分類  チドリ目セイタカシギ科
  • ■ 体色  ピンク色の細長い足、黒くて細長い嘴、背と翼は黒く体下面は白い。
  • ■ 鳴き声 キッ、キッまたはケッ、ケッときつく鳴く。ピョッ、ピョッと鳴くこともある。
セイタカシギ1 セイタカシギ2

撮影+解説者紹介:

今中 啓一(いまなか けいいち) ・・ FIO会員

今中さんの写真 少年期、京都東山での様々な小鳥との出会いがきっかけで「鳥大好き人間」となる。以来、現在も日本野鳥の会などにその身をおき、「鳥見」に勤しむ日々が続く。「野鳥を通して野山など多くの自然に親しんでもらえれば・・」との想いで、各地で森林インストラクター活動中。