活動記録(2011年1月~4月)
FIO・T研修 友の会特別企画 ~養成講座の「森林」を究める~
近畿低山まる分かり植物観察会 ステップ(牛滝山)
■日時:2011年4月17日(日) 09:30~13:30
■天候:晴れ
■場所:岸和田市牛滝山大威徳寺
■担当:佐藤英雄
■参加者:(FIO友の会7名)佐藤有佐、川崎眞弘、谷本五郎、矢野明司、乾慎一、羽仁洋、道ばた桂子
(FIO会員8名)青野瑞穂、阿部亜弥、鶴見暁子、古根川幸一、東條一幸、内田千穂、櫻井清美、佐藤英雄
■内容:
山地帯の暖温帯常緑広葉樹 (シラカシ・ウラジロガシ・カゴノキなど)と落葉広葉樹(イヌシデ、アカシデ、ヤマザクラなど)の混交林、イロハモミジ・ケヤキ林の観察。
■報告感想: 当日は好天に恵まれ、府南部の内陸の社寺森の姿や早春の花を見ることができました。シラカシ、ウラジロガシ、カゴノキなどの大木が、森が過ごした時間の長さを教えてくれます。また、若い木が多いのは、森が健康な証なのでしょう。シデ類が目立つのは、冷涼な気候を反映しているようです。友の会会員からは「マクロとミクロの観察は良い勉強になりました」「距離的に近いのに俎石山とは違った植生、地域・標高によってさまざまな植生のあること、勉強になりました」の感想が寄せられています。思いがけずイチリンソウにも出会え、重厚な自然林を満喫した一日でした。第3弾ジャンプは5月8日、金剛山のブナ林を訪ねます。 |
大阪府立大学ネイチャービュー「府大・花(さくら)まつり」
■日時:2011年4月2日(土)-3日(日) 10:00~16:00
■天候:晴れ&曇り
■場所:大阪府立大学・中百舌鳥キャンパス
■主催:大阪府立大学ネイチャービュー実行委員会
■参加:FIO会員&FIO友の会会員&森人塾受講生で、のべ約70名
■内容:
今年が2年目になる「府大・花(さくら)まつり」は、大学主催の春の新入生歓迎イベント、そして、地域住民のみなさんに対する日ごろの感謝の気持ちをこめた感謝祭です。メインの白鷺通り、また、中央にある通称・府大池の周り、に植えられているヤマザクラやエドヒガンなど数種類の桜は、学内はもちろん、地域の名所になっています。
■報告感想: FIOは、2日間、府大池の畔にテントブースを構え、木の実を使ったクラフト、丸太切り体験、学内の「さくら&樹木ウォッチング(ミニ観察会)」などを行いました。また初日は、近くの食堂スペースを拠点に、「2011森人塾」の開講初日を向かえ、オープニング記念公開講座も行いました。「府大・花(さくら)まつり」全体としては、大学・学生・地域住民・生協などが、府大ならではの特性を生かしたイベントが各種催されました。 なお、今回のイベント全体が、急遽、東日本大震災のチャリティー行事になり、FIOも募金活動を通して参加しました。ご協力いただいたみなさん、ありがとうございました。 |
FIO・F研修 友の会特別企画 ~養成講座の「森林」を究める~
近畿低山まる分かり植物観察会 ホップ(俎石山)
■日時:2011年3月27日(日) 09:00~15:00
■天候:晴れ
■場所:阪南市俎石山
■担当:黒田治平、佐藤英雄
■参加者:11名 (FIO友の会3名) 佐藤有佐、川崎、道ばた
(FIO8名) 青野、阿部亜弥、鶴見、古根川、東條、永井、黒田治平、佐藤英雄
■内容:
近畿低山どこにでもある二次林(アカマツ林・コナラ林)を主に常緑広葉樹(コジイ、クロバイ、カナメモチ)、湿地林(ハンノキ)、沿海地の樹木(ウバメガシ、ヒメユズリハ、ヤマモモ)、泉南ならではの暖地性の植物(ミミズバイ、リンボク、フユザンショウ)の観察。
■報告感想: 当日は好天に恵まれ、府南部の里山の森の姿や植物を見ることができました。友の会会員の「教科書で分かっても現実と結びつかない植物の実態を理解できる手がかりが得られました」、「教科書や図鑑で読んだり見たりするのとは格段に違い大変良く頭に入りました。やはりこれからはどんどんフィールドに出て実際に自分の目で見ていかないとダメですね」との感想は、養成講座「森林」受験の助けに少しはなったのかなと思っています。第2弾ステップは4月17日、大威徳寺(岸和田市)の社寺林を訪ねます。 |
朝日放送 みんなの木
■日時:2011年3月7日(月)10:30~12:00
■天候:くもり
■場所:大東中央幼稚園
■主催:ABC朝日放送 みんなの木「ガラスの地球を救え」
■FIO担当:櫻井清美、鶴見暁子、瀬尾好英、今中啓一、武田敏文、
伊藤啓史、阿部亜弥、金子譲、(笘智子)
■参加:年長組120名
■樹種:マテバシイ
■内容:
みどりの授業及びみんなの木の植樹
■報告感想:
今回、園児120名が対象ということで、「みどりの授業」をどうするか悩みました。わかりやすく飽きさせないようにと、言葉や文字ではなく、絵や動きなどを用いることに決めました。その結果、森と森で生活する生き物のかかわりを知ってもらいたく、ドングリを食べる動物を当ててもらうクイズを3問。分かりやすかったのか、ほとんどの子が迷うことなく、正解の絵に走って行きました。 |
木の実をつかったクラフト~ドリームキャッチャー~
■日時:2011年2月27日(日)13:30~15:30
■天候:晴れ
■場所:長居・花と緑と自然の情報センター・1階セミナー室
■主催:花と緑と自然の情報センター
■FIO担当:林浩三、阿部亜弥、永井博記
■参加:21名
■内容:
木の実、蔓、鳥の羽など「自然素材」を生かし、網の目状に編みこみをする、ネイティブアメリカンのお守り民芸品として知られる「ドリームキャッチャー」を作りました。
■報告感想: 春本番を思わせるぽかぽかした昼下がり、植物園に遊びに訪れた人々も穏やかな面持ちです。そんな陽気に誘われてか、当初心配されていた参加人数も当日になって、ぐっと増えました。 「ドリームキャッチャー」というものを知っていて、うんと想いをこめて臨む人。その名を聞くのも初めてだけれど、由来を知って、楽しそうに編みこむ人。たくさんの笑顔が、編み紐とジュズダマ・ドングリ・鳥の羽根を見つめ、一心に取り組んでいました。みなさん苦労の甲斐あって、りっぱな「夢を掴み取る網」を手に帰られました。 |
箕面小学校「かきの木コミュニティフェスタ」
■日時:2011年2月5日(土) 9:30-11:00
■場所:箕面市立箕面小学校 体育館
■参加人数:箕面小学校校区にお住まいの方(木工クラフト参加15名、丸太切り体験多数)
■担当:阿部A、金子、黒田K、笘、中瀬、牧野、(協働)白水、(友の会)佐藤A、松井
■主催:地域コミュニティ事業コーディネイター(箕面小校区青少年を守る会)
■内容:
木の実を使ったクラフト、丸太切り体験
■報告感想: 恒例、3学期のかきの木フェスタです。昨年の春から続けられていたいろいろな講座の総まとめ発表会であり、また、まもなく迎える新学年へのお誘いのお祭りでもあります。インフルエンザの流行で参加してくれた友達が少なかったのが少し残念ですが、それでも、少し春めいた土曜日の午前中、ご家族で参加され、たっぷり楽しんもらえました。クラフトは開始時間と同時にテーブルは満席。懐かしい顔ぶれもチラホラ見えて、子ども達の成長のはやさに、年とったなぁ~と、実感させられました。木の実のクラフトでは、今日も子ども達の発想力には感心仕切りのスタッフ一同、また新たな活力を頂いて帰りました・・。 |
FIO・M研修「赤十字救急法・救命手当短期講習&ネイチャーゲーム」
■日時:2011年1月9日(日)10:00-16:00■場所:弁天町・大阪市立港区民センター
■担当:笘智子(日本赤十字社救急法指導員)、金子譲
■参加者:12名
(FIO)岩下、牧野、中瀬、永井、中川、阿部、内田、黒田Z、金子、笘
(FIO友の会)羽仁
(一般)清水
■内容:昨年に引き続き、森林インストラクター活動に役立つ「救急法」を学びます。今回は一次救命手当(心配蘇生法・AED・気道内異物除去)の講習です。
また、後半は、野外活動に活用できるネイチャーゲームのアクティビティを考えながら、体験します。
■報告感想:
昨年は「応急手当」、今回は「救命手当」、の日赤講習です。
野外で活動することが多い私たち。少しでも、万が一の対処法を身につけておきたいものです。
生涯に実践する機会がほとんどないだけに、
常に繰り返し、いざという時に、その方法を忘れないようにしておきたいものです。
今年は、今やあちらこちらでお目にかかるAEDを活用して救命手当の体験をしました。
何度か繰り返すうちに、
心肺蘇生法(呼気吹き込み人工呼吸+胸骨圧迫心臓マッサージ)もスムーズに行えるようになったと、
一同確信しております。 |
レーベンズラウムでの木工クラフト
■日時:2011年1月14日(金)14:00~15:30
■場所:老人ディサービスセンター・レーベンズラウム(東大阪市)
■担当:FIO会員3名(黒田治平、鶴見暁子、日野國明)
■対象:老人ディサービスセンターに来所の方10名
■内容:
「木工クラフト講座」
・小枝を使ったイーゼル+落ち葉の栞
・「植物の葉」についてのおはなし
小枝を使ったイーゼルでは、小さな小枝5本を絵を描くときに使う「イーゼル」と同じような型にゴムバンドで形作りし、その上から細い麻縄の紐で固定して作ります。そのイーゼルに、ドングリやかわいい枝や葉などを飾り付けました。そして、そこに架ける写真や絵ハガキとかのいっときの代わりに、葉っぱや千代紙などをラミネート加工して、「落ち葉の栞」を作り、イーゼルに飾りました。
■報告感想: 参加者は、通いのデイサービス利用者と老人ホームの入所者です。みなさん、耳が少し遠かったりしますが、全くの健常者の方、手足を動かすのがかなり不自由な方、あるいは、鼻から管をいれて酸素ボンベをキャスター付き台車で携行されている方など、多様なメンバー構成です。手の動きが若いときのようなことができなくてはがゆく感じられたり、紐を結ぶときに必要以上にきつく結んでしまったり、紐をほどけないようにと接着剤で紐を固める方、また、玄関に飾るというラミネート加工した「落ち葉の栞」に点数を稼ぐのか妻の名前を書いている方など、個性の違いが表れる場面もありました。また、クラフト製作よりも、おしゃべりに軽快に応える気持ちの若い方や昔の話などに詳しい方など、お話ししていて、学ばせていただく面も多々ありました。早くに自宅へ帰られる方、おやつを食べに行かれる方、最後までゆっくり残られる方 など・・・、ここでは自由な雰囲気でクラフトの時間を過ごされています。どの方も、でき上がったイーゼルを持ちにくそうに、しかし、大事そうに抱えて持って帰られました。デイサービス利用者は、曜日によって変わるそうですが、次回開催日には「曜日が違っても来たい」という方がおられ、担当者として期待してもらえることにうれしく思います。 (日野)